周 海慧 CIC, AICI
2022年4月23日、オンラインにてプログラム・コミッティー主催の外部講師セミナーが開催されました。
今回のセミナーは、NPO法人日本マナー・プロトコール協会理事長の明石 伸子先生をお招きしての『マナーとプロトコールのブラッシュアップ講座』でした。イメージコンサルタントとしての振る舞いや、コンサルティングにも生かせる興味深い内容です。海外在住のメンバーを含め、合計29名が参加されました。
セミナーは、AICI東京チャプター あべ会長のご挨拶から始まりました。
明石先生は、私たちにとって身近な和食のマナー、お箸の使い方、ビジネスシーンの来客対応、ご招待、席次の他に、普段あまり触れる機会の無い国旗の扱いやリモート会議のマナーまでも、非常に理解しやすい形で話してくださいました。
また、マナーは、国、文化、宗教、企業、価値観により産まれたことや、地域や時代によって大きく変わることがあり、マナーの本質は、TPOに応じて相手と良い関係を作ることだと教えてくださいました。
明石先生は、日本マナー・プロトコール協会の創立者であり、長らく、同協会で教育にも携わっていらっしゃいます。
協会創立の想いや「マナー・プロトコール検定」についても、ご紹介をいただきました。
その中で、あべ会長は数少ない「マナー・プロトコール検定」の1級合格者と言うことも明らかになりました。
明石先生は、今、次世代のマナーとプロトコールの教育にも力を入れていらっしゃり、その一例として、小学生にお箸の使い方を教えた時の様子も熱心にシェアしてくださいました。
そして、明石先生はこれからのグローバル、ダイバーシティー、リモートワーク普及の時代流れに乗って、マナーはどう変化して行くかということや、私たちAICIのメンバーが、マナーとプロトコールを実際に国際交流の場で生かしていくことにとても期待をなさっているではないかと感じました。
講義内の質問のセッションでは、メンバーの長田さんから接待の時の席次について、「席からの景色が良い事と上席であること、どちらを優先にするべきか。」との質問がありました。それに対して明石先生からは、席次について迷う時は、ご招待されたお方に自分の好きな席をお選び頂くと良い、との答えをいただきました。
講義後、各メンバーがブレイクアウトルームで、セミナーに参加した感想をシェアし合いました。そこで改めて、勉強不足だったことに気がついたり、地域による礼儀作法の違いを知ることができました。
全体のシェアで大森元会長から、明石先生とのエピソードもシェアいただきました、12,3年前にAICIがシビリティ活動(礼儀正しさを大切にする)をスタートさせたとき、明石先生から東京チャプターのシビリティ宣言にご協力をいただき、大変お世話になったそうです。
最後に、飯島副会長のご挨拶と記念写真をもちまして、セミナーを終了しました。
企画頂いた八木役員、近藤チェア、ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。