第15回目は、「人の空間を尊重する」です。
「パーソナルスペース」という概念をご存知ですか?相手が自分に近づくことを許すことのできる空間のことです。人は誰でも「ここまでは自分の空間」という心理的縄張りを持っていて、そこには誰も入って欲しくないと無意識のうちに感じています。満員電車や混みあったエレベーターが不快なのはそのためです。ですから、人と良い関係を保つためには、「その人の空間」を尊重し、相手とのちょうど良い距離を察するということが重要なのです。 さらに職場においては、人との空間を保つだけではなく、その延長線上にある相手のテリトリーを守ることが必要不可欠です。人のデスク廻りスペースに勝手に入らない、文章やパソコン画面を覗かないのはもちろん、大きな声で話をしないなどの配慮が大切です。 お互いが心地よいと思う空間を尊重しながら、円滑なコミュニケーションを図りたいものです。
(シビリティ・コミッティー 森内)