2014年度 「礼節のルール25」 第9回

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2014年度 「礼節のルール25」 第9回

safe_image第9回は『察する』です。

冬の厳しい寒さも少し和らぎ、春の訪れを告げる梅が満開の季節となりました。
これから暫くは桜、桃、チューリップ、ハナミズキ、ツツジなど様々な花が咲き誇る季節がやって来ます。考えただけでも気持ちがウキウキしてきますね。

ところで『察する』という言葉から、皆様は何をイメージされるでしょうか?
私が最初に連想したのは、『おもてなしの心』です。相手の気持ちや立場を察して行動することが、相手を尊重するという日本独自のおもてなし精神に繋がっているのだと思います。

このほかにも『心遣い』や『思いやり』、或いは『気配り』や『いたわり』を思い浮かべた方々もいらっしゃると思います。
どの言葉も、人を優しく思いやる気持ちを表していますが、お互いを大切に思えば思うほど言葉に出せないこともあったりと、相手の気持ちを察するのは、とても難しいことの様に思えます。また、初対面の人との接し方もしかりで、時として余計なひと言で失敗することがあるかもしれません。

でも難しいからといって、『察する』ことに消極的にはなりたくありません。

『察する』ことが上手にできる人を羨ましいと思いますが、そうなるにはきっと目立たぬところで様々な経験を重ねて来られたのではと思います。ご家族や親友、上司や先輩からの貴重なアドバイスに耳を傾け、周りの人に好感を持たれる心遣いや気配りを身に付けたのではないでしょうか。

大切なのは、常に相手の気持ちや立場を思いやり、尊重する心だと思います。ただし自己流で押しつけがましくなってしまっては、折角の努力が水の泡です。
相手の立場に立った優しい気持ちで接することと自分の持つイメージを上手に演出する作法に則った所作。これで好感を抱いてもらえれば、大きなハードルを乗り越える第一歩になるでしょう。

簡単なことではありませんが、『察する』ことで相手を尊重し、美しい自己表現ができる魅力的な女性になれるよう、より一層自分磨きに精を出したいと思います。


【シビリティ・コミッティーメンバー 杉本直鴻, AICI】