2014年度 「礼節のルール25」 第14回

safe_image

2014年度 「礼節のルール25」 第14回

safe_image第14回は「人の意見を尊重する」です。

 色鮮やかな花やすっかり芽吹いた木々の緑が、春の訪れを感じさせる季節となりました。新年度が始まり、新しい環境で新たなチャレンジをしている方も多いかと思います。

 ところで、皆さんは家庭や職場で気持ち良くコミュニケーションがとれていますか?伝えたい事を遠慮なく言え、相手の話を素直に聴く事ができると仕事も捗り、良い人間関係が築けるのではないでしょうか。そうは分かっていても、話したい事を遠慮なく言え、人の話を素直に聴くことはなかなか難しい事かもしれません。研修をしていても「きちんと自分の意見が伝えられない」「人の意見を素直に聴く事ができない」などと悩む方は多いように思います。

 コミュニケーションを円滑にするために、私が大事にしていることがあります。それは人の意見を尊重することです。世の中には育った環境、経験、性別、年齢の違う人が日本だけで1億2千人います。これだけ多くの人がいるとなると考え方も様々です。互いに共感しあい学ぶ時もあれば、時には考えが異なり、相手に意見される事もあるでしょう。それが当たり前なのかもしれません。それでも、自分の意見を人から批判されると、人によっては、まるで人格を批判されたと受けとめ、憤慨してしまう事もあるようです。そんな時こそ人の意見を尊重し、そんな考え方もあるのかと、その意見に耳を傾け受け入れる。そうする事で違う意見も新しい気づきに変わり、成長につながる学びになるのではないでしょうか。

 また、意見をする時も、本書『礼節のルール』では、「自分の意見は絶対的な真実としてではなく、ひとつの意見として提示して、反論の余地を残し、相手が感想を言いやすくする事」(P85−86)とあります。コミュニケーションが多様化する現代、簡単な事ではありませんが、「人の意見を尊重する」気持ちの良いコミュニケーションをとっていきたいと思います。

魚田純, AICI